太宰府の詩人 前野りりえさんの詩集が刊行しました。
１月から12月まで書かれた「サラフィータ」シリーズ。古から続く太宰府の風や香りや花々を感じる世界。
詩誌「GAGA」などの掲載されていたこの詩にすっかり魅せられ、いつかこの詩は本になって欲しいと願っていました。そして、ついに本に。
西洋の古書をイメージして想定しました。表紙は銀の箔押しで。帯はこの詩の舞台となる太宰府、特に新緑のイメージで。書体は活版文字のフォントを使用し、現代でも読めるようにしました。
​本文も品の良い書体を心がけ、余白など、詩のイメージで装丁しています。
 

詩集サラフィータ ／装幀  ブックデザイン(2023)